会計、監査、企業買収、内部統制構築などをトータルサポート、浜嶋哲三公認会計士事務所

CASE INTRODUCTION

2023.03.01

日本企業の米国SEC登録を支援しました。

監査法人在職中に日本企業3社の米国SEC登録の為の監査を実施するとともに登録を支援しました。SECの登録審査は非常に厳格です。単に連結財務諸表をレビューして質問するだけでなく、財務諸表項目の数値の信頼性を確保するためにどのような内部統制を整備運用しているのかも問われます。その審査に耐えるには、例えば、収益認識で言えば、5ステップである契約の識別、履行義務の識別、取引価格の算定、取引価格の履行義務への配分、履行義務の充足による収益認識についてシステム対応も含め適切な内部統制が整備運用されていなければなりません。会社として統一的な運用がされていればよいですが、事業部ごとに契約も内部統制もシステムも異なっている場合は、どのように会計数値の信頼性を確保したかの説明はより困難になります。そこで、会社はプロセスやシステムを可能な限り統一化すべくプロジェクトを開始しました。そのために膨大な人員と時間を必要としましたが、結果として、単に米国SEC登録に成功しただけでなく、ビジネスプロセスの変革と効率化を達成しビジネスへの好影響もあったのです。